【優秀賞】 差別ってなぜするの?

 玉井小学校4年 伊藤 琉生

 ぼくは、道徳のじゅ業の中で、初めて人権の意味について知りました。人権とは、「人が生きるうえで当然もっている権利」だということです。人が安心できること、自由でいられること、自信やほこりを持って生きることが大切なことだそうです。
 ぼくは、人権について書かれたいろいろな本を読みました。その中で気になったのが、外国人差別の問題です。差別によって、多くの人が苦しんでいることが分かりました。
 前に、昔、アメリカでは黒人差別があったという本を読みました。本には、はだの色が黒い黒人とよばれる人をはだの色が白い白人とよばれる人が「どれい」にしたと書かれていました。
 「どれい」となった黒人は、ぼう力をふるわれたり、ひどいあつかいで働かされたりしたそうです。今でも、この問題はのこっているようで、アメリカでは、たびたび、はだの色のちがいで、白人と黒人がぶつかりあって、おそろしい事けんが起きているようです。
 他の国でも、ある国の人だからの差別を受けて殺されてしまった出来事もあったようです。
 また、テレビのニュースで、差別によってたくさんの人が家族や家を失われ、苦しみ悲しんでいることを知りました。
 差別とは、なんてひどいものだろうと思いました。今、この時代にも、差別されている人はたくさんいて、世界中のあちらこちらで苦しんでいると思うとなんとも言えない気持ちになります。
 ぼくは、同じ人間で、はだの色がちがうこと、生まれた国がちがうということだけで差別をするのはおかしいと思います。
 はだの色だけでなく、他にもいろいろな差別があると先生がおっしゃっていました。ざんねんながら、日本の中でも差別の問題はあるそうです。生まれた地いきや、外国出身の人への差別。原発事こが起きたせいで、福島の人への差別。とても悲しいです。
 差別をするほうは、何ものこってないかもしれないけれど、差別されたほうには大きなひがいが出ています。心にも大きなきずができています。
 このようなことを知って、ぼくは差別のない世界ができたらいいなと強く思いました。はだの色や国。地いきがちがうことが、同じ人間として、まったく関係のないことだと分かってほしいと思います。人権は、世界中のだれにでもあるものです。差別がなくなれば、きっとみんなが幸せにくらせると思います。
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