【佳作】大切な友達            

大玉中学校1年 渡邊 梨沙
 
 私には、たくさんの友達がいます。その友達を、きずつけてしまったことがあります。
 私が、まだ小学生の時に、クラスの同じ仲良しの友達がいました。その友達とは、いつも一緒にいました。その子とは、ずっと一緒にいるのが楽しくて、いっしょにいるのが、あたりまえだと思っていました。ある時、その友達は、学校を家の事情で休んでいました。私は、家の事情が、なんのことだか解っていました。そして心の中で「ずるい」とずっと思っていました。その時に、別の友達に、私と同じ考えをしている子が、多くいました。私はその時に、学校を休んだ友達の悪口を言ってしまいました。そこから、別の友達と話す機会が増え、しだいに、ずっと一緒だった友達よりも仲が良くなっていました。それと同時に、その子の悪口もどんどん増えていき、みんなで、無視するようになっていきました。また、いつも一緒に行っていたものや、いつもならさそっていた遊びなどもさそわないで、その子は、どんどん私達に話しかけてこなくなり、一人になっていました。何ヶ月か、ずっとこの状態がつづきました。
 今はその友達とも上手くやれていますが、本当にひどいことをしてしまったなと思いました。その子が悪いわけじゃないのに、無視をされて、本当に辛かったと思います。なのに私は、人のことを平気できずつけ、友達の人権をうばってしまっていました。とうぜんその子は、他の友達をつくってその友達と仲良くしていました。これは、とうぜんのことでその子とのきょりをつくったのは、自分で、悪かったのは、私です。今は、仲良くやっていますが、いまだに、前のように接することが出来なかったり、かべは、無くなりません。この後悔は、ずっと消えません。こんなことをしなければ、その子との仲が悪くなったり、かべもできることは、なかったのにと思います。
 私は、もう二度とこのようなひどいことをおこしたくありません。だから、自分の中でのめあてを決め心に刻み込みました。そのめあては、三つあります。一つ目は、相手の気持ちをよく考えることです。あたりまえのようなことですが、大事だと思います。自分より友達のことを優先して、考えられるようにすることです。二つ目は、悪口を言わないということです。言わないと言っていても軽い感じで、言ってしまうこともあります。でも、一つ目のことも出来れば、これも出来ると思います。三つ目は、友達を大切にするということで、一番これが重要なのではないかと思います。また、気を配ったり、思いやりの心を持つと言うことも大切です。私はこの三つをしっかりと頭に入れ、心に強く刻んでいきました。三つは、いっぺんに出来なくても、一つずつ、やれば、もうこのようなことがおきないと思いました。
 このめあてをきめて何年もたちました。一つ目の、相手の気持ちを良く考えることは、自分の中では、出来ていたと思います。前より、物事を決めるときや話をするときでも、常に考えられるようになっていると思います。でも、まだ少し自分に甘い所もあると思うので、しっかりしていきたいです。二つ目の、悪口を言わないは、一つ目と同じように出来ていると思います。でも、たまにいってしまったり、いいそうになってしまうことがあるので、自分のめあてを、もう一回頭の中でよく考えてもっと次は、はっきり、出来ているといえるようにしたいです。また、他の友達が、いっていたり、きいたりしたときは、注意をできるようになれたらいいと思いました。三つ目の、友達を大切にするは、一番、出来たと思います。友達のことを優先して、考えることも、思いやりの心を持って接したり、自分がやられてうれしいことをやってみたりして、積極的に、大切にするにつながると思ったことをできました。
 できた事も、できなかったことも、ありましたが、前よりもできていることはつづけて、できなかったことは、これからできるようにしたいです。
 私は、ひどいことをしてしまったから、これからぜったいしないように、もっと力を入れつづけてがんばりたいです。自分で決めた事は、必ず、やり抜きたいです。
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