【佳作】病気のおばあちゃん  

大山小学校5年 菅野 美咲
 
 わたしのおじいちゃんは、病気でわたしが三歳の時になくなってしまいました。弟は、おじいちゃんを写真でしか見たことがありません。
 最近のことです。おばあちゃんが、
「早くおじいちゃんのところに行きたい。」
と、泣いてしまうことがありました。わたしは元気なおばあちゃんの一言にとてもびっくりしました。そして、わたしは「おばあちゃん、なんでそんなこと言うの。わたしたちといっしょに楽しくすごそうよ。まだまだ長生きしてよ。」と思いました。お父さんも、
「そんなことおじいちゃんは思っていないと思うよ。」
と言っていました。
 それから何日かたって、おばあちゃんが病院で病気だということが分かり、入院してしまうことになりました。その病気は頭に血がのぼらなくなる病気でした。それを聞いたとき、わたしは頭の中が真っ白になりました。あんなに元気だったおばあちゃんが病気になるなんて思ってなかったからです。おばあちゃんが入院してから、毎日、毎日病院に通いました。おばあちゃんは、いつもやさしい笑顔でむかえてくれました。その笑顔を見て、わたしは最初は安心していましたが、あばあちゃんがあまり食よくがなく水分もとっていないと聞き、とても心配になりました。そんな中、わたしがお見まいに行ったとき、お父さんとお母さんが、おばあちゃんと話していると急におばあちゃんが泣き始めました。そしてわたしには聞こえなかったけど、ぼそっと何かをつぶやいていました。わたしはまた、おばあちゃんがおじいちゃんのところに行きたいと言っているのか心配になりました。でも、日曜日に退いんできるようになったと聞いて、またあの楽しい生活がかえってくると思いうれしくなりました。そしておばあちゃんは退いんしました。おばあちゃんがお家に帰ってきて、ふだん着を着ているおばあちゃんがとってもなつかしく、うれしく思いました。今では、おばあちゃんが家にいることは当たり前のことですが、このことを思い出すたびに人の命はとても大切なものだと感じます。
 わたしの将来の夢は、じゅう医です。だから、動物、生き物を人間の命同様、大切に大切に守っていきたいと思っています。
 わたしは、お医者さんじゃないので、おばあちゃんや他の人の命を救うことはできないと思います。でも、その人のことをやさしく見守ったり、安心するような声をかけたりしてあげることはできると思います。だから、これからはみんなを大切に、みんなの命を大切にしたいと思います。
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