【佳作】わたしのじゅ文   

玉井小学校4年 押山 結奏
 「おはよう。」「おはよう。」
 いつも、当然だと思っていた、あいさつ。いつも、わたしは笑顔であいさつし、友達からの笑顔のあいさつで朝が始まっていました。
 ところが「おはよう。」「・・・・。」その日、友達からの「おはよう。」はありませんでした。次の日も、また、その次の日も、いつも明るく「おはよう。」を言ってくれる友達からの声は聞かれませんでした。そればかりか、いつもと様子がちがっていました。わたしの頭の中は、「どうして? どうして? どうして? どうして?」と、ふしぎでいっぱいでした。おとといよりきのう、きのうより今日と、ふしぎが増えていって、頭の中がパンクしそうになってしまいました。
 そこで、思い切って聞いてみました。「どうしてあいさつしてくれないの?」すると、どうでしょう。友達からハッとする答えが返ってきました。
 それは、「あなたも、あいさつしてくれなかったでしょ?」という想像もしていなかった答えでした。わたしは、気づいていませんでした。わたしがあいさつを友達に返していなかったことを。
 「友達は、わたしと同じ思いをしていたんだ。しかも、わたしよりも前に。わたしは、とっても悲しかったから、友達も悲しかったんだろうなあ。あいさつが返って来ないって、こんなにつらいことだったなんて初めて知った。でも、わたしがそのつらさを友達に感じさせてしまっていたんだ。」わたしは、心から反省しました。そして、その思いを伝えたくて、わたしは、「ごめんね。」と、心からあやまりました。あやまったその日から、また笑顔の「おはよう。」がもどってきました。
 あいさつって本当に大切なんだなあと思います。わたしは、あの日から家族のみんなにもあいさつをするようになりました。そして、登校する前に、かがみにむかって「あいさつ!」と、笑顔で自分に言い聞かせています。あいさつは人との心をつなぐ大切なもの、だからわたしは、自分にこれからも「あいさつ!」のじゅ文をかがみの中の自分に向って言い続けておこうと思います。「おはよう!」今日も笑顔でレッツゴー。
このページの情報に関するお問い合わせ先
政策推進課 広報係 TEL:0243-24-8098 FAX:0243-48-3137