【佳作】ぼくが考える人権   

玉井小学校6年 佐藤 広空
 
 ぼくは、父と母、兄と弟がいる五人家族です。年が一つ下の弟といっしょによく遊びます。だけど時々、家で遊んでいる時に弟とけんかになってしまうことがあります。
 二人でゲームをしていてぼくが負けそうになるのが悔しくて、思わず弟にいじわるなことを言ってしまってけんかになってしまったことがありました。それまでせっかくやっていたゲームも続けられないくらいつまらない気持ちになってしまいました。その時、ぼくはお父さんとお母さんから、
「みんなが楽しい気持ちでいたのに残念だ。」
と言われました。そして、ぼくは、(どうして弟にあんなことを言ってしまったんだろう。あの時言わなければ良かった。悪口を言ってしまう前に、よく考えてやればけんかなんかしなくてすんだかもしれない。)と自分のしたことを悔やんだことがありました。
 どうしてこんなけんかのことを書いたのかというと、ぼくが考える「人の権利を守ること」とは、「みんなが笑顔でいられること」だと考えるからです。自分が笑顔でいられるときはどんな時かと考えると、おもしろいテレビを見ている時やゲームをしている時、野球でヒットを打って人にほめられた時や手作りの卓球で勝った時、ガチャでほしい物が当たった時、などです。それは、みんなと同じではないかもしれません。人とはちがうけれども、自分にとって「大切なこと・好きなこと」ができているから笑顔でいられると考えました。弟とのけんかのことでも、いじわるを言われた時の弟はどんな気持ちでいたのか、弟は何を大切にしていたのか、ということを少しでも考えてあげるだけで、笑顔が消えてしまうことがなく、もっとたくさんの楽しい時間を過ごせたかもしれないと思いました。
 弟とのけんかの時は、ぼくは弟のことを知っているから後から考えることができたけれど、広い社会の中で考えると簡単ではないなと思いました。その理由は、自分の目の前にいる人が大切にしているのは何か、好きなことは何かが分からないからです。心で思うことや頭で考えることは目には見えません。だけどいろいろなことを見たり聞いたりして経験を積み重ねていくことで、「相手はもしかしたら今こんなふうに考えているんじゃないかな。」「今こんなふうにすれば相手がいい気持ちになってくれるんじゃないかな。」と、自分なりにいろいろな想像がふくらんで、相手のことを大切に考えられるようになるのではないかと思います。
 そうやって、ぼくの周りのいろいろな人のことを知っていくことで、みんなの権利が守られ、そしてみんなが笑顔で過ごせるようになるのかなとぼくは思います。そのために、ぼくは進んでボランティアをしたり、困っている友達を見かけたら声をかけて助けてあげたりして経験を積み重ねていきたいです。
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