【佳作】高齢者について     

大玉中学校3年 武田 幸誠
 
 みなさん高齢者の人口は年々増加しているのは知っていますか。そのため少子高齢化が一つの社会問題となっています。その大きな理由は日本の医療の発達です。自分は関係ないと思っている方も多いと思います。しかし高齢者のことを考えるということはとても大切なことだと私は思いました。関係ないと思っている人も自分が高齢者になった時の社会はどうあるべきかしっかり考えるべきだと思います。
 私のひいおばあちゃんは地域のデイサービスへ行っています。おばあちゃんが毎日、歩きづらそうに廊下を歩いています。私が助けないといけない時も多くあります。高齢者は目もかなり不自由です。高齢者の視野は私たちよりもとても狭いです。高齢者は単純な動きも疲れてしまいます。メガネや杖をもっていてもとても危険なので手すりや階段ではなくスロープがあったらいいなと思うことがたくさんありました。
 私はデイサービスにボランティアをしに行ったことがあります。その施設は、やさしい高齢者もいれば不安定な高齢者もいました。かいごする人は大変だなと感じました。施設の三階から一階まで行くのにとても時間がかかりました。毎日、大変なのににこにこしている姿から私も元気をもらいました。しかし同時に大変さも身に染みて感じました。私はスロープや手すりをつけるなど高齢者にとって住みよい環境づくりが今後の大きな課題だと思いました。私はボランティアに参加して高齢者への考え方や接し方をたくさん学べたのでよかったです。なので困っている高齢者を見たら声をかけたり、助けていかなくてはいけないと思います。
 私のおばあちゃんはおり紙を折ったりしていますが何より楽しいのは同じ高齢者とおしゃべりすることが楽しいと言っていました。このような場もなくしてはいけないと思いました。一人一人高齢者の見方は違うかもしれないけど苦しさを理解することも重要だと思います。それを知ることは簡単なことではありません。高齢者が自分で生き方を決めることが人権だと思います。それを私たちが受けとめるということは大切だと思います。
 高齢者の一人暮らしも問題の一つだと思います。寂しい思いをしている人もいれば、家族にめいわくをかけたくないと思っている人がいます。そのような高齢者の方は複雑な気持ちをだれにも伝えられないことも問題のためデイサービスやお年寄りの方が気軽に会話できるそのような場を増やすべきだと思いました。
 このように現代は高齢者がたくさんいる中で、住みやすい環境や社会をつくっていくそれが今の若者にある仕事ではないのでしょうか。今、大切なのは身のまわりにいる高齢者を考えてあげることだと思います。今いる高齢者は私たちよりもはるかに社会に貢けんしてきたと思います。なので私たちは、感謝の気持ちを伝えながら接することがいいと思います。今、私たちがすべきことは高齢者の住みよい社会、環境をつくり、高齢者との正しい接し方をすべきだと思います。私は今回、高齢者の考え方、見方を大きく変えました。
 自分達や、自分の両親が高齢者になった時は、高齢者と共に暮らせる世の中になっているように今できることをすぐにやるということが私達、高齢者がいっしょに歩むべき唯一の正しい道だとこの作文を書いてみて思いました。
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