【佳作】一言で人をきずつける 玉井小学校4年 高松 ひより

一言で人をきずつける
玉井小学校4年 高松 ひより

 もしもわたしが、いじめにあっていたらニュースで流れるように、自さつを考えてしまうかもしれません。
 わたしは、ぼう力をふるわれるようないじめは受けたことはありません。けれど名前のことでいやなことを言われて、悲しい思いをしたことはあります。わたしの名前が「ひより」なので、よく「ひよこ」と言われてからかわれます。でもはずかしくて、言われたとき、おこることも、「やめて」と泣くこともしないでいました。
 わたしの気持ちをわかってくれる友達は、わたしがからかわれているのを見て
「いやだったでしょ。だいじょうぶ?。」
と心配してくれます。でもわたしは、友達の前では、
「ありがとう。ぜんぜんだいじょうぶだからへいき。」
とむりをしてしまいます。
 けれど家に帰ると、お母さんには、
「またひよこって言われた。もういやだ。」
と、やっと自分の気持ちを正直に言うことができます。するとお母さんは、
「そんなこと言う人なんか、はいはいって言ってむしすればいいんだよ。そうしているとおもしろくなくなって、そのうち言うのをやめるから。」
と言ってくれました。
 お母さんの言うとおり、からかわれても、知らん顔でむししていたら、もうからかわれることは、なくなりました。
 わたしの場合、このようにからかいはなくなりましたが、いやなことを言われ続けてこまっている人は、たくさんいると思います。だから、いじめによるニュースがたえないのだと思います。わたしははじめ、いじめで自さつしてしまう人がいると、どうしてそんなことを思いついてしまったのだろうとふしぎでした。でも、自分の体験から、からかわれることが、どんなにつらくていやなことか、わかりました。まして、友達や家族にも相談できなかったり、長く言われ続けたりしたと思うと、本当に毎日がつらいと思います。
 からかいや悪口は言葉のぼう力です。体はちっともきずつくことはないかもしれませんが、心には大きなきずがつきます。もしかすると、一生消えないかもしれません。
 からかっている人はたいていわらっています。たぶん、そんなに悪いと思わず、ただちょっとふざけているだけで、相手がいやな思いをしていることにも気づいていないかもしれません。そう考えると、わたしだって知らないうちに友達をきずつけていることがあるかもしれません。だからわたしも、人をからかったり、相手がいやがることを言ったりしないよう気をつけたいと思います。相手の気持ちをよく考え、なかよく楽しい学校生活を送りたいと思います。そして、わたしのまわりから、いじめをなくしたいです。