【佳作】相手の気持ちを大切に 大山小学校5年 後藤 優來

相手の気持ちを大切に
大山小学校5年 後藤 優來
 
 先日、先生に読み聞かせしていただいた物語で、気になる場面があった。それは、本当は心やさしいうさぎの主人公が友達のきつねの言うことにしたがって、土の中のもぐらを石で踏みつけるという場面だ。もぐらは何もしていないのに、急に住み家をつぶされてしまってとてもかわいそうだと思った。自分は何もしていないのに、相手からいやなことをされるのは、悲しいことだと思う。
 私たち人間社会の中でも、これに似た場面はあるのではないか、考えてみた。これは、いじめではないか。テレビのニュースを見ていると、いじめを苦にして自殺してしまう子どももいるようだ。こんなに悲しいことが起こってしまっていいのだろうか。私は絶対にいけないことだと思う。
 いじめをする人は、どうしてひどいことをするのだろう。何の意味があって人を傷つけるのだろう。考えれば考えるほど、悲しい気持ちになる。でも、当の本人は、相手の気持ちなんて考えもせず、自分の思いだけで行動したり何かを言ったりしているように思えてくる。相手の気持ちも知らないから、ひどい行いもできてしまうのだと思う。人を傷つけるだけで、人のいいところを見つけられない人は、本当に残念だと思う。相手を思いやり自分の行いがどう受け取られるか想像することは大切なことだと、改めて感じた。
 他にも、無視したりにらんだりすることで相手をいやな気持ちにさせてしまうことがあることを忘れてはならない。言葉を話さなくても、たったいっしゅんの態度で相手をいやな気持ちにさせてしまうことがあるのだ。無視された側の気持ちは、とまどいと悲しさでいっぱいになると思う。だから、絶対にしてはならないのだ。
 この間の道徳の授業で、先生が「子どもの権利条約」というものを教えてくださった。それは、子どもはだれでも、毎日楽しく、安心できる環境で生きていくことができるという権利だそうだ。私が楽しいと感じるしゅん間は、やっぱり友達と一緒にいる時だ。友達と話をする時、友達と一緒に校庭に遊びに行く時、友達の笑顔を見た時。どんな時も、となりで笑ってくれる友達がいる。たとえ意見がちがっても、たとえけんかをしてしまっても、顔を見て話をすれば分かり合えるのが友達だ。お互いに気持ちよく生活していくために、子どもの権利を大切にしなければならないと強く思った。
 私は、いじめを苦にして自殺するまでに追い込まれてしまった人が、本当にかわいそうだと思う。大切な命を自らの手で絶つことはもう二度と起きてはならない。もしかするとその人は、だれにも相談できないで一人で悩んでいたのかもしれない。だれかに助けてほしかっただろう。だから私はどんな時も、友達を大切にして、困り事がありそうな時は、すぐに声をかけて力になってあげたいと思う。相手の気持ちを大切に、過ごしていきたい。