【佳作】 偏見

大玉中学校 2年 根本 梨那
 みなさんは、障がい者についてどんな考えをもっていますか。みなさんは、障がい者をどう思っていますか。みなさんは、そんな方々にどう接して、どんな親切なことをしていますか。人それぞれにいだく感情や思いはさまざまでしょう。そして、それに対する行動もさまざまです。しかし、その行動をまちがえてしまえば、それは人権問題かもしれません。 
 私は、障がい者についてどんな考えを持っているか、と言われても、すぐには思いつくことはできませんでした。しかし、最近はある考えをもつようになりました。その考えとは、どんな障害を持つ人も障害を持たない人もみんな一緒ということです。当たり前の考えになってしまいましたが、実際そうだと思います。身体に不自由をもつ方、知的な障害をもつ方、なんの不自由ももたない方、この違いは何でしょう。見た目ではないですか。知的な障害をもつ方は特殊な能力をもっていたり、身体に不自由をもつ方は私達と少しちがっていたりしているかもしれません。そして、このような考えは外見でしか判断できません。どんな人でも、楽しい、悲しい、悔しいと思う気持ちがありその感情には何の違いもありません。そして、これこそがみんな一緒ということだと思います。 
 思い、というものは誰一人として同じではありません。ですが、可哀相や変などの同情や偏見はよくないと思います。同じ、一人の人間として、一生懸命に生きている人に対して軽蔑するということは失礼です。決して許されることではありませんし、決してやってはいけません。私は、身体に不自由を持つ方を見ると大変そうだなと思って同情していました。私は、心の中で勝手に自分と比べて、自分と何か違うところを見つけては、そこで思ったことを相手の印象にしていました。その思いもきっと、偏見であり、軽蔑であると思います。だから、これからは、そんな考えを捨て私自身が平等な社会を築いていけるような行動ができるように心がけていきたいです。
 みなさんはどんな接し方をしていますか。障がい者の方におもしろ半分で話しかけたり、ちょっかいを出したり、イタズラしたりしてはいませんか。その時、障がい者の方はどう思っているのでしょう。少なくとも、うれしいと思う方はいないはずです。そして、嫌なことをされて嫌になるのはみんな一緒です。身勝手な行動、接し方で、障がい者の人権は傷つけられてしまいます。私達が障がい者の方に対して思いやりのある行動をすることで、平等な関係を築いていくことができるはずです。そのためには、一人一人が相手の気持ちを尊重することが一番大事であり、平等な社会を築いていける一番の近道になるはずです。まずは自分の接し方を見直して、改善していく事が第一歩となるでしょう。現代社会において、障がい者の方への親切な取り組みはたくさんあります。しかし、私達がそれをうばってしまっているかもしれません。例えば、障がい者の方のためにつくられた駐車場を利用してしまっている方はいませんか。その場所が何の目的でつくられたのか、そして、なぜあの場所につくられたのかをもう一度確かめてください。そこに健康な人達がとめてしまっていいのですか。そんな人達がとめてしまうことによって、また障がい者の方の人権はうばわれてしまうのです。人権をうばってしまうことによってどれだけの人が困るのか、考えればわかるはずなのです。そして、意識した行動をとれば、今困っている人も、その人の人権も守ることができるのです。 
 人権というものがあるかぎり、傷つけたり、うばったりすることはいけないことです。そして、人権は守らなければいけません。人権を守ることは一人ではできません。みんなは、一人のために、一人はみんなのために、行動することで、偏見のない平等な社会を築くことができ、そして人権を守ることができるのではないのでしょうか。
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