【佳作】 パン屋さんから学んだこと

大山小学校 5年 小室 汰雅
 ぼくのお母さんは、学校の先生です。今は養護学校に勤めています。お母さんが働くその学校に、毎週、パン屋さんがパンを売りに来るそうです。
 ある日、お母さんはそのパン屋さんから買ったパンを、ぼくに一つわたしました。ぼくは、何だか食べる気がしなかったので、そのままにしておくと 
「そのパンは体の不自由な人ががんばって作っているパンなんだよ。だから、ぜひ食べて。」 
とお母さんから言われました。ぼくはそれを聞いて、びっくりしました。どこのパン屋さんでも売っているようなふつうのパンだと思っていたからです。体の不自由な人がいるということは知っていたけど、ぼくの毎日の生活の中ではそのような人たちと接することはなく、真けんに考えた事もありませんでした。 
 ぼくは一年生の頃からスポーツ少年団の野球部に入部し、練習に参加しています。そのときの六年生の練習を後ろから見て「僕も、六年生みたいになりたい。」と思い、いっぱい練習しました。走ったり、投げたり、打ったり。これを週四回がんばっています。 
 そして今年は五年生。セカンドの守備をまかされ、レギュラーにもなれました。となりの小学校の友だちも増え、今は練習がとても楽しいです。新人戦では、キャッチャーになりピッチャーをリードしたり、キャプテンとしての仕事もまかされたりするようになりました。来年は六年生になるので、今までの六年生のように、下級生と力を合わせてがんばりたいと思っています。
 ぼくはこのようにやりやいことをやりたいようにやれます。それは、思いどおりに動く身体をもっているからです。今までは、そのようなことは考えたことがありませんでした。しかし、お母さんからパン屋さんのことを聞いて、今の自分はとても幸せなんだとわかりました。 
 お母さんが努めている養護学校には、ぼくの通学している学校とはちがう友達が来ているそうです。中には、体が自由には動かせない子もいて、先生に助けてもらいながら、一生けんめい勉強しているそうです。ぼくは、野球の練習でつかれたときなど、
「後でやるから。」 
などと言って宿題を後回しにしたり、文字を雑に書いてしまったりすることがあるので、自分の弱い心に負けず、がんばらなければならないと思いました。
 ぼくの将来の夢は、プロ野球選手です。まずは甲子園に出場できるように、もっともっと体を動かしてがんばります。そして、夢をかなえることができたら、ぼくのプレーでたくさんの人たちに元気をあげられる選手になりたいと思います。  
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