【佳作】 人権について考えること

高校生一般部門 遠藤 和子
 近年、全国各地で災害が発生していることから、他人事だと思わずに、防災意識を持つことが大切だと言われている。日本は昔から地震の多い国であるだけでなく、地球温暖化が影響しているといわれる竜巻や豪雨、豪雪などの異常気象なども、日本のどこで起きても不思議でないような状況にある。 
 毎日の暮らしの中で幸せを感じられることが、私が考える「人権が保障されている」ことなのだが、それは、裕福かどうかなど以前に、安全で平和なそして健康的な生活が保障されていることだと思う。勿論、経済的な保障も、それを支える安定した仕事や年金なども重要な要素であるけれども。
 二十一世紀もすでに四半世紀になろうとしているのに、世界のあちこちで戦争が起きていて、大勢の人が犠牲になっていることもとても悲しいことであり、たまたま乗り合わせた飛行機が爆撃されて、まったく関係ない国民まで巻き添えを喰うこともあり、それらはまさしく人権侵害だと言える。今戦争が起こっている国々のことは、早く収束して平和な暮らしを取り戻してほしいと願うばかりで、国内においては、現在の平和な暮らしが維持できるよう、世の中の情勢を見守っていくことしかできないかもしれない。 
 しかし、災害から身を守り安全に暮らせること、自ら健康な生活を心がけることは、政治や行政に頼るだけでなく、自分達の努力で少しでも被害を小さくしたりできるのではないかと思う。具体的には、よそで起きているような災害が身近なところで起きたとき、どう対処するか家族で話し合ったり、実際に起きたらどこに避難するのかシュミレーションしたり、そのとき何をもって避難するかメモしておいたり、分担しておいたりすることだろうか。小さかった頃、子供心にも火事になったら、足が不自由だった祖父を連れて逃げる、となんとなくいつも頭にあったことを思い出す。神経質になりすぎることはないが備えは重要だろうと思う。防災に関する情報を学習することも必要だし、近所の人とのコミュニケーションも重要になってくる。また、日ごろから適度な運動を心がけて病気になりにくい体作りをすることや、適切に検診を受け、病気の早期発見と治療をすることが大切だと思う。福島県は、生活習慣病検診の受診率が低いと聞くが、せっかく行政で実施してくれる健康診断の機会があるのに受けないなんてもったいないなあと思う。 
 家族や地域社会が、お互いを思いやり、小さな子ども達から高齢者まで、安全で幸せに暮らせる村であってほしい。子どもや若者が夢を持って生活できるようでありたい。その夢が叶うように、大人達はみんなで応援していけたらと思う。
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