【佳作】 命を救う協力

玉井小学校 5年 須藤 葵
 世界には、病気になって苦しんでいる大人や子どもが数え切れないほどいます。
わたしは、毎週金曜日に放送されている、あるテレビ番組をよく見ます。その番組は、世界中のいろいろなことをランキング形式で順位付けをしています。 
 ある金曜日、わたしがその番組で見たランキングは、「医者が多い国ランキング」でした。そして、その第一位は「キューバ」でした。キューバでは、自分の体調が悪くなると無料で病院に通えるのだそうです。そのキューバに病気の手術のために他の国からわざわざ来るかん者がいるのだそうです。なぜわざわざキューバに来て手術をするのかというと、そのかん者の母国では、二年半待たないと手術を受けることができないというのです。キューバに来れば、近いうちに手術を受けることができるのだそうです。
 わたしはこの番組を見て、病院で手術を受けるということが国によって平等ではないという事実を初めて知りました。そして、同じ人間なのに、すぐに手術を受けられる国と何年も待たないと手術を受けられない国があるのにはとても不公平だと感じました。 
 他にも、病気になってもお金を払わないと病院に運んでもらえなかったり、救急車をよんでもすぐに来てもらえなかったりする国もあるのだそうです。お金がない人は、病院にも行けずにそのまま命を落としてしまうこともあるのだそうです。わたしの住んでいる日本では、きん急の場合にはすぐに手術を受けることができるし、救急車を呼べばお金をはらわなくても病院に運んでくれます。でも、国によってこうした差があるのは不公平だし、お金がないために命を落としてしまう子がいるのはとてもかわいそうだと思います。わたしは、小さな命を一つでも多く救いたいです。 
 そのためには、みんなが協力していく必要があると思います。 
 わたしが、すぐに協力できることは募金だと思います。コンビニエンスストアやスーパーのレジのところに募金箱が置いてあります。大人の人も子どもも、買い物が終わった時におつりをすぐ募金することができると思います。また、小学校や中学校でもいろいろな募金活動が行われています。そういう募金活動に進んで協力することもできると思います。 
 そうすれば、募金したお金で子ども達がワクチンを受けることができ、小さな子ども達の命を救うことができます。
 日本は平和な国ですが、平和ではない国も世界中にはたくさんあります。わたしたちは募金のように自分ができる事で協力していくことが、世界中にいる仲間の小さな命を救うことにつながるのだと思います。 
 わたしはこれからも自分にできる協力を積み重ねていきたいと思います。
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