【佳作】 いじめについて

大玉中学校 3年 浅和 柚羽
 いじめは、日本のいろいろな場所で問題となっています。そこで私は、いじめについて考えてみました。私は疑問に思うことが二つあります。 
 一つ目は、なぜいじめは起こるのかということです。いじめは、絶対にあってはならないことです。それなのに、いじめは起こってしまします。いじめが起こってしまうのは、一人一人の性格、見た目が異なっているからだと思います。全く同じ顔をして、同じ性格をしている人はほとんどいません。人間一人一人が、違った性格や顔つきをしています。顔の形などが違って当たり前です。例えば、目が一重の人もいれば、二重の人だっているし、奥二重の人もいます。他にも、りんかくだったり、身長、体重、誕生日、好きな食べ物だって、みんな異なります。みんな違って良いのです。みんながみんな何もかも同じだったら、つまらないし楽しくありません。性格や考えている事が違うからこそ新しい発見や他人から学ぶものがあります。 
 二つ目に疑問に思うことは、いじめはどうすればなくなるのかということです。いじめた人のせいで、自ら命を絶ってしまう人が、数えきれないほどたくさんいます。悪い事など何もしていないのに、ただみんなと同じく生活しているだけなのに、いじめられ、どうしていいか分からず、ついには耐え切れなくなり、命を絶ってしまうのです。罪のない人が命を絶たなければならないのはおかしいと私は思います。 
 人は「人権」というものを持っています。人権とは、人間としての権利で、人間思想において人間が人間として生まれながらに持っていると考えられている社会的権利のことです。「人権」は誰もが持っている権利です。自分にしか出来ないもの、自分しか持っていないものがたくさんあると思います。つまり、他人にどうこう言われる筋合いなどないのです。 
 いじめは、いじめている人も、いじめられている人も決して良い思いはしません。むしろ、いじめられている人は嫌な気持ちでいっぱいになると思います。いじめはどうすればなくなるのでしょうか。まずは、いじめについてしっかりと知っておくべきだと思います。いじめについて知ることは誰にだってできます。インターネットで検索すればすぐに出て来ます。身に付けられたら、呼びかけをするとさらに良いのではないかと思います。これらをちゃんとやれば、いじめは少なくなるはずです。いじめは、誰に相談することができず、とても辛いです。相談したところで、「かわいそうだ」と思われるだけと思う人も少なくないと思います。しかし、相談しなかったら、ずっと一人で苦しい思いをすることになってしまいます。いじめられている人の中には、「やめて!」とはっきり言える人もいれば、何も言えずにいる人もいます。「やめて!」と言える人は、次の日からいじめられなくなったりするかもしれませんが、何も言い返せない人は、いじめがずっと続くかもしれません。もし、いじめられたら、はっきりと「やめて!」と言った方が良いと思います。いじめている人は、自分がしていることがどれだけ悪いことなのか、考えるべきです。いじめている人が、いじめられている人の立場になったら、いじめられている人と同じく嫌な気持ちになるはずです。「もし、自分が同じ事をされたら」ということを常に頭の中に置いておいた方が良いと思います。いじめる人がいなくなれば、いじめられる人も少なくなると思うので、みんな仲良く生活していければいいなと思います。 
 私は、実際に、いじめられている人や、いじめている人を目にしたことはありませんが、もし、周りにいじめられている人がいたら、その人の力になってあげたいです。そして、いじめている人を見かけたら、すぐに注意し、少しでもいじめられている人が少なくなるように、自分にできる事をして、これからも努力していきたいです。
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