【佳作】 言葉づかい

玉井小学校 5年 神野藤 凌真
 ぼくは、よく両親から
「言い方が悪い」
と言われます。例えば、兄弟に何か言われて言い返す時、スポ少のサッカーをしていて友達に指示する時など、自分ではきつく言っているつもりはないのですが、周りの人にはきつく聞こえるらしいのです。 
「そんな言い方していないよ。」
と反発してみますが、(もしかしたら、強い言い方だったのかな)と後で気になったりします。 
 ぼくも、ほかの人から責められるような言い方をされたら、もちろん面白くないし、悲しくなります。そういうことが何回もあるのに、どうして自分も同じ言い方をしてしまうのか考えてみました。 
 多分、ぼくは自分の意見を相手に押し付けているのかなあと思います。例えば、スポ少では、
「そんなプレーじゃだめだよ。」
と知らず知らずのうちに思っているんだと思います。自分が全部正しいと思っているわけではありませんが、相手が理解してくれなかったり自分の思う通りにならなかったりすると、何とか気持ちを分かってほしくて強い言い方になってしまうのだと思います。 
 サッカーをしている時のぼくを見ていたお父さんが、
「あんな言い方をしていたら、みんな凌真とはプレーしたくないって思うぞ。」 
と言われました。 
「そんなに強く言ってないよ。」
と言いましたが、友達をいやな気持ちにさせてしまって、友達が自分からはなれていったらどうしようと心配になりました。 
 お母さんにも、 
「家庭訪問の時、凌真はお友達にきつく言ってしまうことがあるって先生言ってたよ。それでトラブルになるって。人に言う前によく考えてから言いなさい。」 
と言われました。 
 ぼくは、お父さんやお母さんの話を聞きながら、いろいろな人から注意を受けたことにきちんと耳をかたむけ、これからは相手の気持ちを考えて言葉を選ぶようにしようと思います。
 言葉は、言い方によっては相手を気分よくさせることもできるし、逆に嫌な気持ちにさせてしまう力も持っています。自分が言われる立場だとしたら、気分が良くなる言葉をかけてほしいです。相手も同じことを感じているはずだと思います。 
 ぼくは、相手の身になって言葉を選べるようになりたいと思います。意見を言う時は相手に納得してもらえるような言葉、お願いする時は「お願いします」という気持ちをこめて、相手に自分の気持ちを伝えるように努力したいと思います。
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