【特選】 本当の思いやり

玉井小学校 4年 鈴木 望夢
 私は、思いやりのある人になりたいといつも思っていました。思いやりとは、人にやさしくすることだから、みんなから
「やさしいね。」
といわれる人になりたいと思っていたからです。
 だから私は、「人にやさしくする」ことを進んでやってきました。泣いている人やこまっている人に、
「どうしたの。だいじょうぶ。」
と声をかけたり、転んだ人やけがをした人をほけん室につれていってなぐさめてあげたりしていました。そして、友達や先生から
「やさしいね。」
と言われることで、まんぞくしていました。
 ところがある日、六年生がけがしてる人にやさしくしてあげている様子を見て、私とはなぐさめ方がちがうことに気づきました。私はいつも
「だいじょうぶ。何でけがしたの。」
と相手がけがをしているのにもかかわらずしつ問しかしていませんでした。でも六年生は、
「あっ、血が出ているよ。こっちにおいで。」
と声をかけ、ティッシュをぬらしてきず口をふき、血をおさえてあげてから、
「何でけがしたの。転んだりしたの。」
と声をかけてほけん室へつれていってあげていたのです。
 私は、なるほど私もやってみようと思いました。でも、けがをしている人をみるとすぐにしつ問してしまうくせがぬけません。
「もう、だめだなあ。私には、六年生のようなことはできないのかなあ。」
とあきらめかけました。すると六年生が、
「何を先にすればいいのか、考えて行動すれば、しつ問するより先に行動することがぜったいできるよ。」
とアドバイスしてくれました。それから、ティッシュでしょちしてからしつ問するようになりました。
 このことから、私は初めて本当の思いやりは何かわかったような気がしました。思いやりとは、自分がしたいことではなくて、その人がしてもらいたいことを考えて行動してあげることだと思います。
 つまり、こまっていたり、けがをしている人を見かけたら、その人を助けてあげてから相手の気持ちを聞いてあげたり、相手のいやな気持ちの元を取りのぞいたりなおしてあげたりするのが、本当の思いやりなのだと思います。
 これからも六年生に教わったことをむねに持ち、本当の思いやりをみんなに伝えながら自分の心も育てていきたいです。
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