【特選】 言葉のつかい方

大山小学校 5年 生方 音羽
 私は、言葉は人を傷つけもするし、幸せにすることもできるものだと思います。よく考えてつかい、みんなが幸せになればよいと考えています。
 母の日に、「いつもありがとう。」と感謝の気持ちをこめて伝えました。母は、とてもうれしそうにしていました。そのうれしそうな顔を見ていると、私まで幸せになりました。
 言葉は、人を幸せにしてくれます。
 逆に、こんな体験をしたことがあります。私はアトピーという皮ふの病気のため、顔が赤かったり、手がかさかさしたりしています。以前友だちに「手、おばあちゃんみたい。」とか、「酒飲んでよっぱらった人みたい。」と言われたことがあります。たいてい、笑ってごまかしますが、本当はとても傷つきます。言った友だちは、私を傷つけようと思って言っていない様子ですが、それでも私はいやな気持ちになってしまいます。
 言葉は、人を傷つけてしまいます。
 テレビを観ると、世の中では、もっとひどいことが起きています。それは、言葉によるいじめです。心ない言葉による残念なニュースがひんぱんに飛びこんできます。例えば、仲のよい友だちグループで仲間はずれが起き、ひどい言葉の暴力のため、仲間はずれになった子が自殺してしまったという事件を観ました。相手を傷つけようと思わない言葉でも心を痛めることがあるのに、相手を傷つけようと思って発した言葉は、きっと何倍も何倍も重く、こわいものなんだろうと想像しました。いじめられた子は、私が思っているより、とってもつらかったと思います。
 言葉は、最悪の場合、人の命をうばってしまう恐ろしいものなんだと思いました。
 このようなことから、言葉は、つかい方しだいで人を幸せにもするし、傷つけたりもするものなのだと考えました。
 私は、人を傷つける言葉をつかいたくはありません。幸せにする言葉をたくさんつかい、家族や友だちと話すときには、相手に対して自分が言われたらどう思うかを考えたいです。相手の心も、自分の心も傷つけないように気をつけたいと思います。
 毎日つかう言葉。人の心を動かす言葉。世の中の人が、相手を思いやった言葉をつかえばみんな幸せになり、いじめの問題も解消していくのではないかと思いました。
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