otama village

　差別さべつと聞きいて自分じぶんには関係かんけいないと思おもう人ひとはこの世界せかいにいるのだろうか。自分じぶんと違ちがうところや変かわった行動こうどうをする人ひとを見みて、口くちには出ださないけれど、その人ひとのことをずっと見みて、普通ふつうの人ひととは違ちがう対応たいおうをしてしまうということがあると思おもいます。
　これは実際じっさいに友達ともだちとコンビニエンスストアに行いったときに体験たいけんしました。足あしがわるくて走はしり方かたが少すこし異ことなった男性だんせいが入はいってきました。私わたしはその人ひとにことをじろじろ見みてしまいました。差別さべつはいけないことだと分わかっていても見みてしまうというとんでもないことをしてしまい、とても自分じぶんに腹はらがたちました。それに、高校生こうこうせいくらいの人ひとたちがその足あしの不自由ふじゆうな人ひとを見みて、笑わらいながらヒソヒソ話はなしをしている光景こうけいを見みてしまいました。足あしが不自由ふじゆうの男性だんせいにその光景こうけいが見みられないか、話はなしが聞きこえないかとても不安ふあんになりました。その日ひから、私わたしは障しょうがい者しゃや体からだのどこかが不自由ふじゆうな人ひととは会あいたくないなと思おもいました。 
　障しょうがい者しゃの人ひとたちは、このようなことをどう思おもっているのだろうかと考かんがえてみました。私わたしたちと同おなじように喜怒哀楽きどあいらくを感かんじながら、毎日まいにちを送おくっています。だからやはり辛からい体験たいけんはすると思おもいます。でも逆ぎゃくに、自分じぶんの不自由ふじゆうなところをスルーして普通ふつうに対応たいおうしてもらうのも気きを遣つかわせてしまっているのではないかと考かんがえる人ひともいるのではないかと考かんがえました。考かんがえ方かたは人ひとそれぞれで、皆一緒みないっしょではありません。そこが難むずかしいところです。 
　では、どのように対応たいおうするのが一番いちばんいいのだろうか。 
　人ひとそれぞれではあるだろうけど、体からだの不自由ふじゆうが理由りゆうでできないことを助たすけるというのはいいことだと思おもいます。無意識むいしきのうちに見みてしまうということはやってはならない。そこでなにを思おもうのかはわからないけれど、相手あいてがいやな気持きもちになることはやらないという、当あたり前まえのことを忘わすれてはいけない。 
　もしかしたら、自分じぶんもどこか不自由ふじゆうになってしまう日ひがくるかもしれない。みんなこれにはあてはまると思おもいます。そんな私わたしたちが、体からだの不自由ふじゆうな人ひとのことをバカにしたり、笑わらいものにしたりして許ゆるされるのだろうか。私わたしたちが、普通ふつうに暮くらしていけることを幸しあわせだと思おもえる人ひとは心こころがきれいだなと思おもいます。でも普通ふつうに生活せいかつしていけるのに何なにか不満ふまんがあり、今いまの状況じょうきょうに満足まんぞくできない人ひとがいると思おもいます。私わたしもそうですが、この普通ふつうに生活せいかつできる環境かんきょうがあるということを幸しあわせなんだなと思おもえるように努力どりょくしたいです。
　私わたしは前まえに調しらべたことがあります。それは芸能人げいのうじんのネット批判ひはんについてです。そこで芸能人げいのうじんは「批判ひはんされるのを覚悟かくごの上うえで生いきている。」ということを知しりました。辛からい思おもいをするということを受うけ入いれて生活せいかつしているのはとても強つよい心こころの持もち主ぬしだと感かんじました。もしかしたら障しょうがい者しゃや体からだの不自由ふじゆうな人ひともこのような思おもいをしているのではないかと考かんがえました。どのように思おもっているかは分わかりませんが、もしそうだとしたら、本当ほんとうに強つよい人ひとだと思おもいました。 
　このように、私わたしたちより強つよいことがある方々かたがたを悪わるく見みたりするのは、なんか情なさけないなと思おもいました。差別さべつはいけないと分わかっているならば、少すこしずつでいいから人権じんけんというものが一人一人ひとりひとりにあるんだということを知しっていけばいいだろう。そうすれば、少すこしは障しょうがい者しゃの方々かたがたや体からだの不自由ふじゆうな方々かたがたは生活せいかつしやすい世界せかいができると思おもいます。 
　私わたしは今いままで辛からいことや悲かなしいことがあると、誰だれかにやつあたりしたり、関係かんけいない人ひとを自分じぶんのせいで巻まき込こんだりしてしまうことがたくさんありました。さっき言いった、どんなことも受うけいれるという心こころの強つよさも生いきていくためには必要ひつようなのではないかと思おもいました。 
　これまでに悲かなしい思おもいや辛からい思おもいをさせたことがあるならば、それを反省はんせい材料ざいりょうにしてこれから生いきていけばいいと思おもいます。私わたしはこれから、人ひとの気持きもちを考かんがえて何事なにごとも受うけいれられる気持きもちをつくっていきたいです。そして、どこか不自由ふじゆうな人ひとと会あいたくないなんて言いわない自分じぶんになりたいです。私わたしが思おもうほど、障しょうがい者しゃや体からだの不自由ふじゆうな人ひとは気きにしないかもしれないけど、その光景こうけいを見みている人ひとがいやな思おもいをします。悪口わるくちや差別さべつの目めはその人ひとだけが苦くるしむことではないということを知しってほしいです。